【予想】第87回アカデミー賞受賞予想:第10回・主演女優賞

さて、今回は映画の華である主演女優賞です。


・主演女優賞
マリオン・コティアール『サンドラの週末』
ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』
★フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』
◎ジュリアン・ムーア『アリスのままで』
リース・ウィザースプーン『Wild』


昨年はケイト・ブランシェットの圧勝劇に背を向けて、サンドラとかデンチとか言ってましたが、やっぱりこの部門には個人的な思い入れが強くなってしまうのは致し方ないかと。
今年は比較的割れやすい傾向にあり、前哨戦を見ている限りでは、マリオンとロザムンド、ジュリアン・ムーアの3人が批評家賞を分け合う形。
急激に評価を伸ばしていたジェニファー・アニストンが結果落選はしましたが、下馬評通りのメンバーでノミニーが成立していますね。

そんで最重要な組合賞。
マリオンただ一人がノミネート漏れをしており、昨年の記事でも言った通り、組合賞の候補にあがらなかった候補者は100%受賞していません。故に、マリオン・コティアールの二度目の戴冠はほぼ無い状態。

今回のメンバーで実在の人物を演じているのは二人。フェリシティとリース。過去20年で11回が実在の人物を演じて受賞しているというので、わりと確率的には高い。
リース・ウィザースプーンが2度目のオスカーを獲る可能性も無いとは言い切れないけれど、前回の受賞から9年。少し間隔が空いている感じがします(2度以上受賞している女優13人のうち、4人を除いて3〜7年の間に2度目のオスカーを獲得しているし)。



とはいえ、今年は作品賞候補作が一本だけ。こういう時は比較的作品賞候補外の作品から受賞が来るわけです。
そうなれば、もうジュリアン・ムーアが受賞一直線。
俳優組合賞もゴールデングローブも獲ったし、今度こそ悲願のオスカーで問題ないでしょう。
サプライズを期待するならば、俳優組合賞受賞者を逆転した例のほとんどをしめる実在の人物を演じている女優。英国票が流れ込むし、何より脚色賞候補にも選ばれている原作の著者を演じているフェリシティ・ジョーンズに期待したい。これから何度もオスカーに招かれる女優であることは間違い無いだろう。


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