【第87回オスカー受賞予想】プロローグ:二大組合賞の結果を受けて

オスカーのノミネート発表からひと段落して、これから受賞予想に入っていこうと思います。
早速ですが、最も重要な組合賞である「製作者組合賞」と「俳優組合賞」の受賞者が発表となったので、その結果を踏まえて作品賞と演技4賞を予想していこうかと思います。


製作者組合賞

○作品賞
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『アメリカン・スナイパー』
『6才のボクが、大人になるまで。』
『フォックスキャッチャー』
『ゴーン・ガール』
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『Nightcrawler』
『博士と彼女のセオリー』
『セッション』



俳優組合賞

○アンサンブル演技賞
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
『6才のボクが、大人になるまで。』
『グランド・ブダペスト・ホテル』
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『博士と彼女のセオリー』



○主演男優賞
エディ・レッドメイン『博士と彼女のセオリー』
スティーブ・カレル『フォックスキャッチャー』
ジェイク・ギレンホール『Nightcrawler』
マイケル・キートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
ベネディクト・カンバーバッチ『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』


○主演女優賞
ジュリアン・ムーア『アリスのままで』
フェリシティ・ジョーンズ『博士と彼女のセオリー』
ジェニファー・アニストン『Cake』
ロザムンド・パイク『ゴーン・ガール』
リース・ウィザースプーン『Wild』


○助演男優賞
J.K.シモンズ『セッション』
ロバート・デュバル『ジャッジ 裁かれる判事』
イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』
エドワード・ノートン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
マーク・ラファロ『フォックスキャッチャー』


○助演女優賞
パトリシア・アークエット『6才のボクが、大人になるまで。』
キーラ・ナイトレイ『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
エマ・ストーン『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
メリル・ストリープ『イントゥ・ザ・ウッズ』
ナオミ・ワッツ『St.Vincent』




<雑感>
ここまで独走態勢だと思われていた『6才のボクが、大人になるまで。』を、対抗筆頭の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』が待ったをかける事態になり、作品賞は混戦模様。
その一方で、主演男優賞でマイケル・キートンではなく、エディ・レッドメインが選ばれたことで、『バードマン』のベクトルが不明瞭に(ずば抜けた演者がいなく全員がレベルの高い演技をしている程度に留まっている恐れがあり。逆に監督能力を評価されそうだが、そこはまだリンクレイターの独走状態が続いているフィールドである)。

序盤から混戦模様だった主演女優賞は、下馬評最有力であったジュリアン・ムーアが獲得し、再び一歩抜けた存在に。助演の二人はもうこのまま一直線でしょう。



さて、ここから今年の各部門受賞予想を始めていきたいと思います。



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