予想オッズが始まったので、カンヌ国際映画祭コンペティション部門を気楽に予想してみる。

いよいよ来週から始まるカンヌ国際映画祭。

今年は例年にも増して豪華な作品が顔を並べています。
詳しくはホームページをチェックしてください。昨年から日本語版も出ていますので^^



とりあえず、軽く予想をしてみようと思いますので、
コンペティション部門の出品作を見てみましょう。


<コンペティション>
Adieu Au Langage』(ジャン=リュック・ゴダール)
Captive』(アトム・エゴヤン)
Deux Jours, Une Nuit』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ)
Foxcatcher』(ベネット・ミラー)
The Homesman』(トミー・リー・ジョーンズ)
Jimmy's Hall』(ケン・ローチ)
Kis Uykusu』(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)
『Leviathan』(アンドレイ・ズビャギンツェフ)
『Le Meraviglie』(アリーチェ・ロルヴァケル)
『Maps To The Stars』(デヴィッド・クローネンバーグ)
『Mommy』(グザヴィエ・ドラン)
『Mr. Turner』(マイク・リー)
『Relatos Salvajes』(ダミアン・シフロン)
『Saint Laurent』(ベルトラン・ボネロ)
『The Search』(ミシェル・アザナヴィシウス)
『Timbuktu』(アブデラマン・シサコ)
『2つ目の窓』(河瀬直美)
『Sils Maria』(オリヴィエ・アサイヤス)




鼻血でました。

何ですかこの超豪華な顔ぶれ。ひとりも知らない 監督がいないどころか、最低でも一本は観ている監督ばかりが集まるこのコンペは、とんでもないことになりそう。

しかも、過去にこの面々の中でのカンヌ各賞の受賞成績を調べてみると、


パルムドール→マイク・リー、ケン・ローチ、ダルデンヌ(2回)

グランプリ→ダルデンヌ、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン(2回)、河瀬直美

審査員賞→ケン・ローチ(2回)、ダルデンヌ(2回)、クローネンバーグ、エゴヤン

監督賞→マイク・リー、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン

脚本賞→ダルデンヌ、トミー・リー・ジョーンズ

演技賞→ミシェル・アザナヴィシウス、オリヴィエ・アサイヤス、トミー・リー・ジョーンズ

国際批評家連盟賞→ケン・ローチ(3回)、ベルトラン・ボネロ、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、エゴヤン(2回)、アブデラマン・シサコ

ある視点部門→ズビャギンツェフ(審査員特別賞)、グザヴィエ・ドラン(クィアパルム、女優賞)

とまあ、初カンヌのロルヴァケル、ベネット・ミラー、シフロン以外は、ゴダールを除きみんなカンヌで何かしらもらっているわけです。
ゴダールさんは、ねえ、まあ、いろいろあったから←



そして、ついにパルムドールのオッズが出たわけです。
参照→http://www.paddypower.com/bet/novelty-betting/hollywood/cannes-film-festival

1番人気:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
2番人気:マイク・リー
3番人気:河瀬直美
4番人気:デヴィッド・クローネンバーグ
5番人気:ケン・ローチ
6番人気:アンドレイ・ズビャギンツェフ
7番人気:ミシェル・アザナヴィシウス
8番人気:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ
9番人気:ジャン=リュック・ゴダール
10番人気:トミー・リー・ジョーンズ
以下……アブデラマン・シサコ、オリヴィエ・アサイヤス、ベネット・ミラー、グザヴィエ・ドラン、アリーチェ・ロルヴァケル、アトム・エゴヤン、ベルトラン・ボネロ、ダミアン・シフロン。


過去に長編4作をカンヌのコンペティション部門に出品し、すべてで何かしらの賞をもらっていながら、いまだにパルムドールを得ていないトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが1番人気。
一方で、過去5作品すべてカンヌで賞を獲得し、パルムドールにも2度輝くダルデンヌ兄弟はまさかの8番人気に落ち着いています。


個人的にも、今度こそヌリ・ビルゲ・ジェイランにパルムドールを獲ってもらいたいと思っていまして、何故かと言えば、

受賞すればジェイラン作品が初めて日本でロードショーされる!!!

これに尽きます。

過去のパルムドール作品はほぼすべて日本で劇場公開されています。
このヌリ・ビルゲ・ジェイランの作品は映画祭ではちらちら顔を出していますが、いまだに日本公開も、未公開ソフトスルーもなし。(全部輸入で買いました←)
この機会に何としても、この3時間を超す超大作に栄冠を与えてほしいところです。



他の賞ですが、今回の審査委員長はジェーン・カンピオンなので、何かアノ人の好きそうなものとか考えますか。難しいです。エゴヤンとか良いと思うのですが、作品的にはカンヌ受けしなさそうです。

監督賞辺りにはロシアのズビャギンツェフが来そうな気がします。


演技部門と脚本は未知数なので、まだなんとも。



パルムドール予想→
『Kis Uykusu』(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)
『Jimmy's Hall』(ケン・ローチ)
『Adieu Au Langage』(ジャン=リュック・ゴダール)


グランプリ予想→
『2つ目の窓』(河瀬直美)
『The Homesman』(トミー・リー・ジョーンズ)
『Jimmy's Hall』(ケン・ローチ)


審査員賞予想→
『The Homesman』(トミー・リー・ジョーンズ)
『Mr. Turner』(マイク・リー)
『Maps To The Stars』(デヴィッド・クローネンバーグ)
『Le Meraviglie』(アリーチェ・ロルヴァケル)


監督賞予想→
『Leviathan』(アンドレイ・ズビャギンツェフ)
『Kis Uykusu』(ヌリ・ビルゲ・ジェイラン)
『Maps To The Stars』(デヴィッド・クローネンバーグ)


男優賞(たぶんここら辺)→
ティモシー・スポール『Mr.Turner』(マイク・リー)
アレクセイ・セレブリャコフ『Leviathan』(アンドレイ・ズビャギンツェフ)
ライアン・レイノルズ『Captive』(アトム・エゴヤン)


女優賞予想(たぶんここら辺)→
マリオン・コティアール『Deux Jours, Une Nuit』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ)
ジュリアン・ムーア『Maps To The Stars』(デヴィッド・クローネンバーグ)
アンヌ・ドルヴァル『Mommy』(グザヴィエ・ドラン)




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