【前哨戦】ニューヨーク批評家協会賞発表!!!

かなり重要な前哨戦、ニューヨーク批評家協会賞の受賞結果が発表されました。

どういった点で重要かというのをまずご紹介。

近年では批評家賞の先陣を切って発表される
そのため、下馬評の高い人がそのまま受賞することもあれば、まったく見当違いの人がいきなり出てくるケースも!

しかも、過去77回のデータ(62年は実施されず)を参考にすると、本番のアカデミー賞では、

作品賞受賞作……受賞31本、ノミネート37本、選外10本(60年は2作品が受賞)
主演男優賞受賞者……受賞32人、ノミネート38人、選外7人
主演女優賞受賞者……受賞29人、ノミネート34人、選外15人(66年は2人同時受賞。また選外のうち2人は助演女優賞で候補入り)

と、8〜9割の確率で本番のアカデミー賞にもノミネートされています。

これは実に興味深い賞なんです。まだ全然まとまってこないうちなので、尚更重要度は高いと思います。

昨年は先陣を切って『ゼロ・ダーク・サーティ』が受賞しましたが、ざわめきはしましたが本戦でも安泰のノミネート。昨年の混戦オスカーはここからもう始まっていたわけですね。

さて、今年の受賞は以下の通りです。


★作品賞→アメリカン・ハッスル

★監督賞→スティーブ・マックイーン12Years a Slave

★ 主演男優賞→ロバート・レッドフォード『オール・イズ・ロスト 最後の手紙

★主演女優賞→ケイト・ブランシェットブルージャスミン

★助演男優賞→ジャレッド・レト『ダラス・バイヤーズクラブ

★助演女優賞→ジェニファー・ローレンスアメリカン・ハッスル

★脚本賞→エリック・シンガー『アメリカン・ハッスル

★撮影賞→ブリュノ・デルボネル『Inside Llewyn Davis

★アニメーション作品賞→『風立ちぬ』(宮崎駿監督)

★外国語映画賞→『アデル、ブルーは熱い色

★第一回作品賞→『Fruitvale Station』(ライアン・クーグラー監督)

★ドキュメンタリー映画賞→『Stories We Tell』(サラ・ポーリー監督)

★特別賞→フレデリック・ワイズマン




初戦から『アメリカン・ハッスル』が3部門に輝き、二強を崩す!!!
今年もやはり番狂わせがありましたね……。。。

0 件のコメント:

コメントを投稿