この中から5作品のノミネートが決まるのですが、今年は下馬評が高い作品が軒並みアウトになる凄まじい事態。
一昨年の受賞作『別離』のアスガー・ファルハディの『ある過去の行方』(イラン)や、
珍しいサウジアラビア映画の『少女は自転車にのって』、
ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝く『Child's Pose』(ルーマニア)も、女優賞の『グロリアの青春』も落選。
残った9作品は近年稀に見る作品であることが予感できる。
まずは本命どころは、
『The Great Beauty』(イタリア)
この作品が現在の受賞最有力であろうか。
対抗には『オーバー・ザ・ブルースカイ』(ベルギー)が有力と思える。
ヨーロッパ映画賞などで急速に評価を上げてきた本作。
つまりは今年もヨーロッパに外国語映画賞オスカーが行くことになるのだろう。
他に、下馬評が高かった中で、最後まで残ったトマス・ヴィンターベアの『偽りなき者』(デンマーク)
そして、『ノー・マンズ・ランド』のダニス・タノヴィッチの新作『鉄くず拾いの物語』がノミネート有力であろうか。
残りの1枠が熾烈な争いになるだろう。
個人的にはリティ・パニュ『The Missing Picture』(カンボジア)を推す。
長編ドキュメンタリー賞からは漏れてしまっただけに、こちらでの評価に期待。
他に、
『グランド・マスター』(香港)
『Omar』(パレスチナ)
『Two Lives』(ドイツ)
『TheNotebook』(ハンガリー)
が最終選考に残っている。
このハンガリー映画は気になるなあ
。
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